■Jリーグ=外人の踏み台

前回に続いて、Jリーグは自国のストライカーを育成する場ではなく、サッカーで一番必要で、一番の魅力である得点を外人にまかせっきりで、Jリーグは外人の踏み台になっているのではないかということを考えてみます。

前回代表ストライカーはクラブで補欠
※清水の岡崎を取り上げたそばから2試合連続ゴール中。人を見る目がないです。

 自国得点者/全体自国得点/全体
イタリア22人/38人(58%)248点/439点(56%)
イングランド15人/39人(33%)144点/439点(38%)
スペイン11人/36人(30%)154点/464点(33%)
ドイツ8人/30人(27%)86点/360点(25%)
フランス16人/35人(45%)167点/367点(45%)
オランダ18人/34人(53%)204点/405点(50%)
スコットランド16人/38人(42%)135点/334点(40%)
表は、2007シーズンの各国リーグの得点ランキングの状況です。
ランキングはニッカンスポーツから。プレミアリーグは7点以上、スコットランドは5点以上、その他は8点以上の選手がランキング対象となっています。

ヨーロッパ4大リーグは国境の垣根がほとんどないので、自国リーグの得点を自国選手が占めるとは限りません。

選手の輩出リーグの位置であるフランスとオランダは、自国の若者が得点王になっているので、そういう意味では自国強化に役立っているような気がします。

日本は、自国選手の得点割合は45%。ランキングに載っている日本人は37人中20人で、この数字を見れば、自国選手が活躍している割合はフランスと同程度。

なんだ、Jリーグでも日本人がしっかりと成長しているじゃないかと思われるかもしれません。しかし、実はJリーグ特有のある数字の逆転が起こっているのでした。
 自国得点者/全体自国得点/全体
日本20人/37人(54%)186点/409点(45%)
こちらはJリーグ公式サイトから2007年シーズンの成績をまとめました。

どこの国も、ランキングに占める人数の割合と得点の割合は似通っています。

しかし、日本は、37人中20人(=54%)が日本人なのに、彼らの得点合計は409点中186点(=45%)。多数の日本人が少数の得点を取っているのです。少数の外人が多数の得点を取っているともいいます。

ランキングに日本人が多いのは当然です。日本には外国人枠があるからです。それでも得点ランキングは7位までを外国人が占めます。

現在はこの状況が当然となり、日本代表の選手を紹介するときも「日本人得点王」などと言う必要があるぐらいです。

得点については外国人に任せ、良い選手を連れてきたらJ1に残留できるが悪い外人を連れてきたら降格争いをする。それが現在のJ1の状況。管理人が応援するジュビロ磐田も例外ではなく、ジウシーニョがいなければ最下位だったかもしれません。

今期はJを踏み台に海外に去る選手がちらほら。バレーとフッキがシーズン途中で移籍。ガンバはバレーの穴を埋めることができていません。

優勝も経験した強豪チームが、一人の外人の動向で沈むのが現状です。フッキは川崎、東京Vと揉めたあげく移籍。

もっともこれは今に始まったことではなく、2004年得点王のエメルソンから、05年のアラウージョ、06年のマグノアウベスと、ここ最近の得点王は日本の実績をひっさげて外国へ移籍します。

得点が取れないから外人に頼るのか、外人に頼るから日本人FWが育たないのか。ニワトリとタマゴな感じになってきましたが、Jリーグは外人の踏み台になっている状況はあると思います。

代表の決定力不足を嘆くのならば、まずはJリーグの現状を見つめることが必要ではないでしょうか。

なぜ代表FWが不足しているのかを考える前に、代表にふさわしいFWが何人いるのか。代表というレッテルが一人歩きしている感じがします。

まあ結局は本人らが努力しないとどうにもなりませんが、それでもサポーターが現在の状況を批判して、リーグ戦で決定機とゴールの枠を外す日本人にブーイングとかしていったら、何かが変わるかもしれないなあと思いました。

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